2011年9月7日水曜日

あらすじ

あらすじ:

 時は江戸末期の1861年。横浜で暮らすヘボン(ヘップバーン)博士の元に、療養のため国元に帰っていた妻のクララが帰国するところから、物語は始まる。ヘボンとクララは、その知識と経験を活かして、日本の若者に学問を教えながら、無料の診療所を開いていた。やがて、東京から患者として訪ねてきた探求心の強い青年:岸田吟香と出会い、彼をヘボンの日本語教師として迎える。
 日本語の話し言葉が苦手だったヘボンは、自身がこれを克服し、相互理解を容易にするために、辞書を作る事を思い立つ。そして、吟香と日本語の言葉を集めて、上海へ印刷の旅に出る。この際に考案されたのが「ヘボン式ローマ字」である。
 辞書編纂の完成後、ヘボン達は辞書を使って、禁制の聖書の翻訳にとりかかるが、それを知った明治政府はヘボンの元に密偵を送り込む。新しく日本語の教師の任に就いた奥野昌綱を含めた一同は、何とかして秘密裏に聖書の完成を急ぎ、印刷へとこぎ着けるが…
 

 ヘボンの数多い日本での功績や彼の暖かい人柄を描くと共に、その周りで懸命に学問と信仰に生きた江戸末期〜明治初頭の人々のヒューマンドラマ!

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